施主様にとって長年の夢だった「古民家風の家」を“イメージありき”で設計に取り掛かりました。設計というと、必要な部屋数や取り入れたい機能から組み立てていくことが一般的かもしれませんが、今回の住宅では施主様のご要望もあり、広い土間空間やスクリーン状の空格子引戸など、“お好きな空間要素のイメージを組み合わせるようにして一軒の家に仕上げていった”と言ったほうが近いかもしれません。“そこにたたずんでみると新しい使い方が生まれてくるような”そんな創造的な生活を楽しめるお住まいになりました。

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  土間とつながるリビング

  広々としたリビングは土間の格子を開けることでさらに空間に広がりが生まれます。アンティーク家具に合わせた濃茶の建具がリビングに統一感をもたらします。

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  建具の格子が美しい広い土間

  玄関ドアを開けると眼前に見えるのは、木格子をあしらった床の間的な空間。梁材を露出して古民家的にしつつも、暖簾やロールスクリーンを下げて視線を遮ることができます。

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  和に重ねた遊び心

  和室のゲストルームには、カラフルな市松模様の襖が目に鮮やかな吊押入れが。遊び心を発揮した空間です。

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  色味を吟味した特注のキッチン

  全体的に古民家風を醸し出すために、ペンシュラ（半島）型のキッチンも白と黒の人工大理石を念入りに吟味し製作した特注品。